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メタバースとWeb3
プロフィール Profile
1972年生まれ、東京都出身。
中央大学大学院総合政策科博士後期課程修了。博士(総合政策)。
富士総合研究所勤務、関東学院大学経済学部准教授・情報科学センター所長を経て、現職。
総務省「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」構成員。
内閣府「メタバース官民連携会議」構成員。
「ポスト・モバイル」(新潮新書)「ビッグデータの罠」(新潮選書)、「思考からの逃走」「プログラミング/システム」(以上、日本経済新聞出版)、「ブロックチェーン」「5G」(以上、講談社ブルーバックス)、「アップル、グーグル、マイクロソフト」「メタバースとは何か」「Web3とは何か」「ChatGPTの全貌」(以上、光文社新書)など著書多数。
受講雑感 Reflection
「メタバースとは何だったのか」
メタバースの現地点をよく表している。
メタバースとWeb3を軽快な語り口であっという間の80分であった。メタバースを「現実とは少し異なる理で作られ、自分にとって都合がいい快適な世界」と定義し、仮想志向と現実志向に分けて詳しく解説してくれた。
ゲームやSNSなどで拡散したメタバースは、すでに減退期に入り、現実志向のミラーワールドや疑似現実のデジタルツインでのビジネス活用の事例が増えてきている。今後のデバイスの進化やガジェットの登場でメタバースの世界が再び成長カーブになる可能性もある。いまから5年後くらいの次期フェーズをマークしておく必要がありそうだ。
一方のWeb3。現在のビッグテックに支配されない、次世代の分散型インターネットの時代。ブロックチェーンやNFTの要素技術で果たしてそんな時代が来るのか?メタバースとの相性も含め、メリットとデメリットの解説に、納得の腹落ち。
メタバースとWeb3を正しく理解し、流行り言葉に踊らされず、今後のビジネスに適応できる要素が何かを問い続ける必要がありそうだ。
(小西)