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Vol.7

日本のエンターテインメントデザインは 世界に通用するのか!?

DATE2025.05.28
日本のエンターテインメントデザインは 世界に通用するのか!?

プロフィール Profile

山田 竜太
山田 竜太 Yamada Ryuta
株式会社 乃村工藝社 クリエイティブ本部
コンテンツ・インテグレーションセンター
エンターテインメントクリエイティブディレクター

―世界中の人がワクワクドキドキする空間創造を―
幼少期にフロリダのディズニーワールドを訪れた時からエンターテインメント空間の創造を夢見て、2002年乃村工藝社に入社。以来、空間デザインだけでなく、照明や映像、音、ギミックを含めた体験演出デザインを得意とする。
近年、国内外での数々のプロジェクトに携わっており、エンターテインメントクリエイティブディレクターとして活躍中。

受講雑感 Reflection

「日本のエンターテインメントデザインは世界に通用するのか!?」

総合ディスプレイ業界のリーディングカンパニーで、エンターテインメントクリエイティブディレクターとして異彩を放つ山田氏。グローバルな活動事例について、試行錯誤を繰り返しながらプロジェクトを推進するプロセスを具にお話いただいた。中でも中東サウジアラビアの国家戦略イベント『Jeddah Events Calendar 2023 -Anime Village at City Walk-』の事例は、スケールとスピードにおいて圧巻であった。安全・安心の現場管理の中でもアジャイルな意思決定と機動力で成し遂げた空間。大いに刺激を受けた。山田氏が語った3つのポイント<ローカライズ><ビジュアライズ><フルスイング>は納得。いずれも国内ビジネス経験だけでは、気付かない肝を示してくれた。
サウジアラビアでは、2016年に発表された国家改革戦略「ビジョン2030」の下、大型エンタメ都市開発プロジェクトが目白押し。2030年にリヤド国際博覧会、2034年にはFIFAワールドカップの開催が予定されており、エンターテインメント産業のさらなる拡大が期待される。そこで、日本のエンターテインメントデザインが通用するのか!?我々もその挑戦に関わりたいものである。(小西裕介)